日本自殺総合対策学会 第2回大会

大会テーマ

コロナ禍からのレジリエンスを見据えた自殺対策の展望

 

開催概要

 

日時 令和4年11月20日(日)13:00~16:30
開催方法 オンライン(Zoomウェビナー)
参加費

無料(会員・一般)

※学会員の方には後日抄録集を無料配布予定

※一般参加の方で抄録集を希望の場合:2,000円

定員 450人
申込方法 申し込みはこちら
申込期限 令和4年11月11日(金)
アクセス先

Zoom URLについては申し込みのメールアドレス宛に大会開催日までにご連絡いたします。

もし、3日前になっても案内メールが届かない場合は、お手数ですが事務局にお問い合わせください。

主催

日本自殺総合対策学会

後援

厚生労働省、厚生労働大臣指定法人・一般社団法人いのち支える自殺対策推進センター

問い合わせ先 日本自殺総合対策学会事務局 問い合わせはこちら

 

プログラム(すべて敬称略) ※詳細はこちら

【理事長挨拶】『日本自殺総合対策学会の将来方針を問う』

 椿 広計(日本自殺総合対策学会理事長、統計数理研究所長)

【来賓挨拶】

 中條 絵里 厚生労働省大臣官房参事官(自殺対策担当)

【大会長挨拶】『ハイリスクアプローチとポピュレーションアプローチの連携による自殺対策の展望』

 藤原 佳典(東京都健康長寿医療センター研究所社会参加と地域保健研究チーム研究部長)

【救急医療・精神科救急医療からのアプローチ】

座長 大塚 耕太郎 岩手医科大学神経精神科学講座 教授
伊藤 弘人 東北医科薬科大学医学部医療管理学教室 教授
演者 大塚 耕太郎 岩手医科大学神経精神科学講座 教授
三宅 康史 帝京大学医学部救急医学講座 教授
河西 千秋 札幌医科大学医学部神経精神医学講座 教授
指定討論者 小泉 典章 認定NPO法人長野犯罪被害者支援センター 理事長 / 長野大学 客員教授
森野 嘉郎 いのち支える自殺対策推進センター センター長補佐 / 弁護士

 

【多様なポピュレーションアプローチ】

座長 椿 広計 統計数理研究所 所長
髙橋 義明 明海大学経済学部 教授 / いのち支える自殺対策推進センター 調査研究推進部部長代理
演者 岡 檀 統計数理研究所医療健康データ科学研究センター 特任准教授
藤原 武男 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科国際健康推進医学分野 教授
島津 明人 慶應義塾大学総合政策学部 教授
指定討論者 藤原 佳典 東京都健康長寿医療センター研究所社会参加と地域保健研究チーム研究部 部長
菊池 佳子 東京都江戸川区健康部健康サービス課 課長

【閉会の挨拶】

 清水 康之(いのち支える自殺対策推進センター代表理事)

第2回大会チラシ_日本自殺総合対策学会.png

第2回大会チラシ_日本自殺総合対策学会.pdf 

 

大会長挨拶

 日本自殺総合対策学会は、自殺対策の「実践の現場」、「研究」、「政策」との連動性を高め、新たな自殺対策の政策形成に資する学術的基盤を会員相互で共有し、その成果が自殺対策の推進に資するよう社会に還元することを目的として設立されました。

 第2回大会では「コロナ禍からのレジリエンスを見据えた自殺対策の展望」をメインテーマとして、ハイリスクアプローチとポピュレーションアプローチという、これまでの自殺対策の2つの主要なアプローチ間のコミュニケーションのプラットフォームの形成を目指し、2つのセッションで構成しています。多数のご参加をお待ちしています。

日本自殺総合対策学会 第2回大会長 藤原 佳典


開催レポート

 2022年11月20日(日)、日本自殺対策学会第2回大会がオンライン開催されました。東京都健康長寿医療センター研究所社会参加と地域保健研究チーム研究部長 藤原佳典氏が大会長を務めました。

 メインテーマを「コロナ禍からのレジリエンスを見据えた自殺対策の展望」と掲げ、ふたつのセッション(ハイリスクアプローチ、ポピュレーションアプローチ)が行われ、活発な討議となりました。

 ハイリスクアプローチでは、「救急医療・精神科救急医療からのアプローチ」をセッションタイトルとし、「ハイリスク者ケアの基本と地域への広げ方」、「自殺企図者への標準的な初期対応:学び、広める」、「エビデンスに基づく自殺未遂者医療」という講演が行われました。また、ポピュレーションアプローチでは、「多様なポピュレーションアプローチ」をセッションタイトルとし、「コロナ感染拡大後の自殺率の地域差および性差;対策に資する質的量的研究混合アプローチ」、「妊産婦の自殺予防」、「ソーシャルメディアを活用した自殺対策」という講演が行われました。各セッションの後には、指定討論・総合討論が行われました。

 大会開催後のアンケートでは、いずれの講演も勉強になったという声が多く寄せられました。一方で、討議時間の確保が厳しかったことへの指摘も見受けられました。また、多くの方が、学会へ期待することとして、「プロジェクト型テーマ解決のために連携すべき様々な階層の活動(自助、共助、公助等)やそれを支援すべき知(具体的目標をどのように設定するかといった意味を検討する知、事実とその関係性を明らかにする知、目的を実現するための社会システムやプログラムの構成を支援する知)の明確化とプロジェクトチーム的分科会の形成」「日本自殺総合対策学会が取り組むべきプロジェクト型テーマの明確化」「プロジェクト活動を今後担う現場人材とそれを支援する研究人材の育成支援」を選択しました。

第3回大会の開催ならびに本学会のさらなる発展に向けて活動を続けて参ります。