理事長挨拶
日本自殺総合対策学会の目的は、自殺対策の「実践の現場」,「研究」,「政策」との連動性を高め,新たな自殺対策の政策形成に資する学術的基盤を会員相互で共有し,その成果が自殺対策の推進に資するよう,社会に還元することです。
自殺対策は「自助・共助・公助に関わる現場や行政」、「ハイリスクアプローチやポピュレーションアプローチに関わる研究者や現場」等、様々な方が、それぞれのコミュニティで真摯な活動を続けています。
しかし、それらのコミュニティ間で必要な情報伝達や相互支援に問題が無いのか、その原因は何なのか、どう改善できるかには、コミュニティを超えた議論の場が必要です。
本学会は当面、この種の議論を要約し、多くのグループが納得し協調できる政策提言活動の場を提供してまいりたいと考えます。
新たなホームページもその種の情報伝達や意見交換の場として活用いただければ幸甚です。
2022年10月
日本自殺総合対策学会 理事長
椿 広計